早乙女宏美

白装束に身を包み、裸足の女が山の上の神社の階段を一歩一歩のぼっていく。決意を秘めて拝殿にぬかずく女の顔に、妖しくよぎる死への愉悦。やがて女は一室に閉じこもり、白衣の前を静かにひろげ、妖しく撫でていると再び浮かぶ快楽への微笑。短刀の鞘が払われ、ぬめやかに光る官能の下腹にぐさりと突き立てられる白刃。肌を切り裂く苦痛と、願望を遂げた快楽の声をあげて悶える女の全身は壮絶な色香にあふれ、鮮血にまみれます。切腹する女の心理の奥底を、映像だけで表現した快心の作。

久しぶりに濡木痴夢男と顔を合わせる会員たちの喜びの声。会場は和やかな中にも静かな興奮で包まれ、おなじみのモデル早乙女宏美を囲んで楽しく語らいながらも、今か今かと開始を待ち望む熱気が溢れんばかりです。変わらぬ力強さで巧みな縄さばきを披露する濡木痴夢男の緊○をたっぷりとご覧になれます。長襦袢姿で柱に縛り付けられる早乙女宏美。乳首をつままれて恥じらう顔は、過去の映像よりも円熟味を増し、可憐な中にも妖艶な被虐味を漂わせます。ビデオカメラを回す春原悠理に「三分間だけ縛らせて」と、ジーンズのまま後ろ手に縄を掛ける濡木痴夢男。数分だけの映像は、ウエストを強調した立ち縛りです。長い間、濡木痴夢男に縛られることを夢見ていた沢戸冬木。待ち焦がれた瞬間に体中が震えます。白布の猿轡から洩れる歓喜の呻き、足指での乳首揉みに猿轡の下の美貌が燃え上がるようです。

白布の褌一つの裸で縛られた人妻・進藤めぐみの乳首を春原悠理の細い指と鋭い爪がネチネチと責めなぶるシーンは、ぞくぞくするほどエロチックです。早乙女宏美の乳房を、花一馬がおそろしく変質的に、竹製の洗濯ばさみを使って虐弄します。長襦袢に腰巻姿の野口優子を、両手首頭上縛りにして立たせておいて、洗濯ばさみによる乳首責めをやります。すると乳首から白い乳汁が滲み出し、それに反応して悶える優子の姿態は息をのむほど妖艶です。

逃げる宏美を男が無理矢理縛り、腹部踏みつけ、ビンタ、素足での顔面陵○・股間なぶり。鼻・口にフックを付けられたまま性器への愛撫を受け、透明な唾液が糸をひく。裸に剥かれた尻肉に噛みつかれ、泣きながら室外へ引きずり出された宏美の嗚咽はいつまでも止まることなく、まさに自らの理想とする憧れの「M女」の幸せを噛みしめていた。

進藤めぐみ、早乙女宏美、藤さとみ、春原悠理の4人が華やかな和服姿できびしく縛りあげられ、それぞれ個性的な被虐美を競い合います。白地の絽の着物に、ピンクの帯、可憐な雰囲気の進藤めぐみの細腕を背中にねじりあげ残酷に縄をかけていきます。豆絞りの手拭いで二重三重のきびしいさるぐつわ。両足縛りから宙吊りへと進展します。古い和室で着物姿の早乙女宏美を強烈な縄さばきで縛りあげ、逆海老吊りの凄惨な責め。妖艶な藤さとみへの情感たっぷりの後ろ手縛り。緊○の苦痛に○う藤さとみの美しい表情はゾッとするほど色っぽく被虐エロチシズムをまきちらします。春原悠理は上品な薄青の和服姿で縛られます。柱に縛りつけられ、裾を乱されて悶える哀れな悠理！

赤いブラウスを着た女への黒い棕櫚縄を使っての濡木痴夢男の精密な後ろ手縛りから、この不思議な鼻責めのドラマは開幕します。棕櫚縄縛りのテクニックをじっくりと見せてから、残酷で甘美な顔面嬲りの世界に移行していきます。鼻玩弄師ナンバーワンの花一馬が登場、残酷非情にして奇怪、そして異常に執拗な鼻責め美容術が開始されるのです。鼻揉み、鼻なぶり、鼻孔ひろげ、鼻孔のぞき、鼻挟み、鼻ねじり、鼻吊り上げ、さらに口唇を左右に引き伸ばす顔面○問。舌責め、唇まくり。赤いブラウスの胸を切り裂き、乳房を露出しての洗濯バサミ玩弄。執拗極まる乳首虐めに、女は哀鳴の声をあげ続け、可憐な呻きの中に悶えるのです。鼻責め。顔面嬲りの愛好家に心を込めてお贈りする異色作品です。